千本釈迦堂(京都市上京区)

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桜の 大報恩寺(だいほうおんじ)(通称:千本釈迦堂)

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由 緒

千本釈迦堂(せんぼんしゃかどう)

 国宝の本堂(釈迦堂)は創建時の姿をとどめ、京都市に残る最も古い仏教建築といわれています。千本釈迦堂の名で親しまれていますが、正しくは瑞応山大報恩寺と号する真言宗智山派の寺院です。創建の歴史は古く、今から約800年も前の承久3年(1221)に藤原秀衡の孫、義空(ぎくう)上人がこの地に小堂を建てたのが大報恩寺の始まりとされています。京都の古刹の例にもれず、この寺も応仁の乱などの為にほとんどの堂宇が焼失しましたが、現在も唯一残っている本堂は京都に残る最も古い仏教遺跡として国宝に指定されています。この本堂には行快作の本尊釈迦如来坐像が安置されており、これが千本釈迦堂の名の由来となっています。霊宝殿内にはこの寺の創建時の快慶作の十大弟子像や六観音菩薩像、千手観音立像、銅像釈迦誕生仏立像など数多くの文化財を所蔵されており、本堂とともに有料(500円)で拝観できます。
 薄紅色の花を咲かせる枝垂桜が阿亀桜(おかめざくら)と名付けられているのは、この寺を建てた棟梁の良妻の物語に由来します。毎年2月のおかめ節分会、7月の陶器供養、8月の六道まいり、12月には大根焚きなどの行事で多くの参拝者で賑わいます。
 おかめ桜の大きな写真は別サイトの千本釈迦堂又は千本釈迦堂をクリックしてください。

千本釈迦堂の宗派 真言宗智山派
拝観時間 午前9時より午後5時まで
拝観
 
境内拝観自由
 本堂内部と霊宝館拝観は500円必要です。
所在地
 
京都市上京区七本松通今出川上る溝前町1305
大報恩寺(千本釈迦堂)への公共交通機関
 千本通を走る市バス「千本上立売」下車、徒歩約5分

京都の寺院阿亀桜1

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