祇王寺
平家物語に登場する白拍子の祇王ゆかりのお寺です。 楓と竹林に囲まれた「祇王寺」は散紅葉の頃と、楓の若葉が萌え出す頃が特に美しいといわれ、茅葺きの草庵がひっそりと木々に囲まれて建っています。平家物語によると、平家が全盛を誇っていた頃、平清盛は白拍子の祇王を寵愛していましたが、後に現れた仏午前に清盛の心が移っていくと、悩んだ祇王は母の刀自(とじ)、妹の祇女と共に出家して嵯峨野のこの地に隠棲しました。後には世の無常を思った仏御前も加わり、4人で念仏三昧の余生を送ったと伝えられています。
祇王寺は往生院祇王寺と号する真言宗の寺です。 祇王寺に掲げられている由緒書によると、この寺は平安時代に法然上人の弟子、念仏房良鎮(りょうちん)が往生院を開創し、後に祇王寺と呼ばれるようになったそうです。
明治28年(1895)に再建された本堂には、本尊大日如来像や平清盛と祇王ら四人の尼僧像を安置してあります。 祇王姉妹等の墓といわれる宝筐印塔や平清盛の供養塔が境内にあります。
別サイトの祇王寺で祇王等の墓などの写真が見られます。
祇王寺の宗派 真言宗大覚寺派
祇王寺の所在地 京都市右京区嵯峨鳥居元小坂町32
祇王寺の拝観時間 朝9時より夕4時30分
祇王寺の拝観料 300円
祇王寺への公共交通機関
市バス「嵯峨小学校」下車、徒歩約15分
京都バス「嵯峨釈迦堂前」下車、徒歩約15分