紅葉の愛宕念仏寺

 

紅葉の愛宕念仏寺

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 千二百体にも及ぶ羅漢(らかん)さんの石像が豊かな表情で並んでいて、愛宕念仏寺の境内は和やかな雰囲気に包まれています。この羅漢の石像は参拝者によって彫られたものです。
 寺の創建は古く奈良時代後期に、稱徳(しょうとく)天皇により、平安遷都以前の愛宕郡(おたぎぐん)(現在の東山区にある建仁寺の南周辺)の地に建立された愛宕寺(おたぎでら)が始まりとされていますが、平安の初めに寺の西側を流れる鴨川の氾濫により堂宇が流失しました。その後比叡山の僧・阿闍梨伝燈大法師千観内供(あじゃりでんとうだいほうしせんかんないぐ)によって中興されたため、天台宗延暦寺の末寺となり、寺号は等覚山愛宕院(とうかくさんおたぎいん)となりました。
 鎌倉時代の文保2年(1318)に建てられ重要文化財に指定されている本堂を保存するために、現在の地に移転したのは大正11年(1922)のことです。本堂は方5間、単層入母屋造本瓦葺の鎌倉様式の繊細で簡素な雰囲気の建物です。本堂にはご本尊の千手観音像がお祀りされています。 火伏せの神として信仰されている愛宕山の本地仏の火除地蔵菩薩像が地蔵堂にお祀りされています。
  別サイトの愛宕念仏寺の写真のページもご覧ください。

宗派 天台宗
所在地 京都市右京区嵯峨深谷町2−5
拝観 300円 拝観時間 朝8時より夕5時まで
愛宕念仏寺への公共交通機関
京都駅前から京都バス72系統 嵐山・清滝行きで「愛宕寺前」下車、すぐ

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