由 緒

東寺南大門(みなみだいもん)

 九条通に面する南大門は教王護国寺(東寺)の正門で、数ある東寺の門の中で最も大きく、幅18メートル余、高さ13メートル余の大きさで、切妻造本瓦葺、三間一戸の八脚門(やつあしもん)で、慶長6年(1601)に三十三間堂(蓮花王院)の西門として建てられたものを、明治28年(1895)に教王護国寺(東寺)の南大門として移築したものです。


 桃山形式の豪壮な門で蟇股の鳥や獣の彫刻などに桃山建築の特色がうかがえます。この南大門から北へ真直ぐに金堂、講堂、食堂(じきどう)と続き、東に五重塔、西に権頂院、御影堂が建っています。

 東寺(教王護国寺)は弘法大師ゆかりの古い寺で、桓武天皇が平安遷都の際に鎮護国家の目的で建立されました。

 国宝、重要文化財合わせて200点近くを所蔵する歴史豊かな寺院です。

 東寺は南北が約515メートル、東西が約255メートルもあり、その広い寺域を囲む門のいくつかは国宝や重要文化財に指定されています。

 境内の西側を通る壬生通に面した蓮華門は鎌倉時代の建築で国宝に指定されています。

 南大門、東大門、慶賀門、北大門、北総門が国の重要文化財に指定されています。

 東寺の春を飾る不二桜の大きな写真は東寺の不二桜でご覧ください。

東寺(教王護国寺)の宗派
 
東寺真言宗大本山
東寺の拝観
 
境内自由ですが堂塔拝観は500円
拝観時間
 午前8時30分~午後5時30分
 (9月20日~3月19日は午後4時30分まで)
東寺の所在地
 
京都市南区九条通大宮西入ル九条町1
東寺への公共交通機関
 市バス「東寺東門前」下車すぐ
 (京都駅前から市バス42系統乗車)
 近鉄「東寺」駅下車、西へ徒歩約7分
京都駅から東寺への歩き方
 京都駅八条口(新幹線側)から八条通を西へ15分ほど歩くと左側(南側)に北総門があります。